お客様「エンジンが掛からないんですよ。どこか壊れてしまったのかな(;゚Д゚)??」
弊社では、焦ったご様子のお客様より、こういったご質問(お電話)を頂くことが度々あるのですが、よくよくお車の状態を聞いてみると、「エンジンが掛からない」というか「そもそもエンジンキーが(硬くて)回せなくなっている」という状態である事が一定割合で含まれているものです。
こんな場合においては本当に車両が故障している場合も有るのですが、まずは「さてはステアリング ロックが掛かってしまったのかも!?」と一度疑ってみて対処してみましょう!
※ちなみにキーを回して(捻って)掛けるタイプの車両のお話です。(回して掛けるスマートキ―車両も含む) ↑写真参照
エンジンを掛けようとキーシリンダーに差し込んだキーを捻る際に、ステアリングを右回しか左回し方向に切るように力を掛けながらキーを捻れば、、あら簡単(^o^)!
無事にキーが回せてエンジンが再始動できると思います。
(まずは、ステアリングを右に切りながらキーを捻ってみる。キーを捻ることが出来ない場合は、左に切りながらキーを捻ってみる。このどちらかで解除できるはずです)
今回の症状で困った場合は焦らずこの操作を一度試してみて下さいね!
これでも全く解決しない場合は、本当に故障している可能性が有るかもしれません(*_*)
車には改めて考えると驚く程色々な装置が搭載されているものなのですが、「ステアリングロック」もその一つと言えるかもしれません。
ここからは、そんな「ステアリング ロック」について思いついたままにお話を掘り下げていってみたいと思います(@_@)
(・・ちなみに読んで頂いてもお役に立つかは不明ですけどね(^-^; )
▼「ステアリング ロック」とは?
【(機械式)ステアリングロック作動条件】
エンジンを切った状態でステアリングを切っていくと、一定以上の角度を切った時点で、ステアリングが切れない様に機械的にガチャッとロックが掛かります。
改めて言われてみればそんな風になっているよね!・・といった「何気なく付いている」装備かもしれませんが、これが「ステアリング ロック」という頼りになる盗難防止装置なのですよ(^^)/
もし、一昔のアクション映画の車両盗難シーンのようにエンジンキー回路を短絡させてエンジンを始動させる事が出来ても、ステアリングが切れなくなって居るのですから、まともに走れません('Д')・・。
実際には車泥棒もきっと困る事でしょうね。。
・・ところが、この「ステアリング ロック」('Д')/
一度ガチャッと「ステアリング ロック」が掛かってしまうと、エンジンを始動しようとしてキーを捻ろうとしても、構造上キーが回せなくなってしまう様になっているので、オーナー様自身でも「エンジンを掛けたいのだけど、キーが堅くて回らない。。どうしてなの・・?」・・となってしまうわけです(^_^;
予備知識なしでこの状態に陥ると大変なのですが、今回の豆知識を覚えていれば安心ですよ !(^^)!
※現在のスマートキーのスタンダードとなってきたプッシュスタート式の場合、そもそもキーを回す必要が無いので、先述の予備知識は必要有りません。
また、プッシュスタート式車両のステアリング ロックは、先述のステアリング ロックとは作動条件が異なります。
「必要なときのみ作動する」ように、きめ細かく条件付けされた電子ステアリング ロックへと変化しております。
【電子ステアリングロック作動条件】
(車両毎に作動条件が違ってくると思いますが、2020年式ハスラーで簡単に確認してみました)
エンジンを切る→ドアをロックするとステアリングがその位置でピタッと固定される。
この状態でドアロックを一旦解除した場合、ステアリングロックも同時に解除され、ドアを一旦開閉してから再度ロックするまでは解除されたままの状態になるといった感じです。
・・機械式と電子式のそれぞれにおける働きの違いを比べてみると面白いものですね!
車には知れば知るほど実に様々な工夫が詰まっているのです(@_@)
★「電子ステアリングロック」の注意事項
あえていうならば、「電子ステアリングロック」自体が壊れるという事態がたまに起こる事です(^-^;
運悪く、レッカー車が入れない様な路地の奥で壊れた場合、車両を現場から運び出すことすらも困難になります。
(実際その通りの状況からレスキューをお願いされた事が有るのですがとても大変でした(;゚Д゚) )
最近、弊社において頻繁に実施している作業です。
対象車種はかなり多めなのでリコールやサービスキャンペーンのお知らせが有ったら忘れずに実施しましょう!
スズキサービスキャンペーン 開始日:令和2年9月4日
不具合の内容:プッシュスタート仕様車に搭載される電動ステアリングロックの製造工程が不適切なため、電動ステアリングロック内部に塗布しているグリスの油分がモータ内に浸入することがあります。モータ内の摩耗粉が油分と混ざって堆積し、モータが内部短絡します。そのため、モータのトルクが低下し、ステアリングロックが解除されず、警告灯が点灯すると共に、フェイルセーフ機能が働いてエンジン始動不良になるおそれがあります。
改善の内容:全車両、電動ステアリングロックを点検し、対象車は電動ステアリングロックを対策品と交換します。
さて、コラムにもあったステアリングロックの装置を見てみましょう!(^^)!
(写真左)ステアリング下側から覗くとロック装置が見えます。オレンジのラインがない場合は交換です!
(写真右)これから交換する新しい対策部品です。(オレンジ色のライン有り)
対策品でない場合は、大変な目に遭う前に実施しておくと良いですよ!
今回の部品交換は、ステアリング回りのをかなり分解しなくてはなりません。
(写真左)対策部品に交換する為にステアリング回りをばらばらに分解した状態です。ステアリングが有りませんね!
(写真右)横滑り防止装置付き車両の場合は、スズキ診断機による設定が必要です。(今回は必要ない車両でした)
対象車に場お乗りの場合は「電子ステアリングロック」の注意事項で書いたような大変な目に遭わないように念の為に実施しておくと良いですよ!
実は最近、このサービスキャンペーンにおいて「電動ステアリングロック」をかなりの勢いで交換していたので、頭の中が「ステアリングロック」の事だらけになっていたのでした。
その結果、余り目立たない装置である「ステアリング ロック」について深堀りしてみた訳です(^_^;)・・
岐阜市はもちろん、お隣の山県市、本巣市をはじめとする近隣地域の皆様にご利用頂いております(^^)/
お車の事でお困りの際は是非とも弊社にお任せ下さい!
※国産全メーカー(レクサスは除く)の「車検や故障の修理」から「板金塗装」までトータルにお任せ頂けます!
※現在、輸入車の作業については引き受けを控えさせて頂いております。
弊社のこだわり 車検・修理
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※輸入車の作業については引き受けを控えさせていただいております。
※不正改造車の作業依頼はお断りさせていただきます。
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